初回調査の証拠だけでは不十分に思えますが、追加調査を踏まえると不貞行為の成立可能性はどう評価できますか。
初回調査では、写真等の解像度に問題があり、微妙な印象でしたが、追加調査により、対が女性を同伴した上でラブホテルに出入りしている様子が鮮明です。女性は、風俗業に従事する可能性については、前後の行動等から非常に低いと言えますので、対に対する請求としては、不貞行為が成立する可能性は高いものと考えます。
対2および対3について、それぞれホテルへの出入りが確認されている場合、不貞行為の立証証拠として十分と評価できますか。
対象者と第2対象者の関係が恋人未満のように見える場合でも、旅館での外泊事実があれば、不貞行為として裁判で認定される可能性は高いでしょうか。
非常に難しい案件のように思いお、対2としては、タイを親しい友人以上恋人未満くらいに思われていない付き合い方と見受けられます。なかなか2人きりの際にも手をつなぐ等をしていません。ただ、旅館の外泊についての証拠(映像)は少ないものの、外泊の事実を押さえているため、実際に不貞があったかどうかは本件では不明ですが、外泊という事実は不貞にとっての決定打となりますので、裁判において本件では不貞行為ありと認定される可能性が高いものと考えられます。